【開催報告】活弁士が無声映画を語る 12月8日(日)開催

講師は、麻生八咫さんと二人のお弟子さん。話芸のひとつとしてナレーション文化が定着していた日本で、無声映画(活動写真)の上映に際し、活弁士(活動写真弁士)がその内容を語る活弁という独自の興行形態が発展したそうです。

上映された無声映画は次の4作品。

◎『国定忠治~赤城山~』 活弁:木村理恵

◎『国定忠治~山形屋~』 活弁:前田昌彦

◎『血煙高田馬場』    活弁:麻生八咫

◎『チャップリンの放浪者』活弁:麻生八咫

『国定忠治』上映後、麻生八咫さんの軽妙な指導のもと、参加者39名全員で名セリフ「赤城の山も今宵を限り・・・」の語りを練習、映像に合わせた活弁の実演にトライしました。「一人でやってみたい方はいますか」の問いかけに、勇気ある2名の方が壇上に上がりそれぞれ活弁士さながらの熱演を披露、盛大な拍手が送られました。

1928年に製作された『血煙高田馬場』は7分間しか残っていない貴重な映像、大河内伝次郎の見事な殺陣を見ることが出来ました。『チャップリンの放浪者』はチャップリンが若い頃の作品で、冒頭お馴染みのドタバタがあるものの、ドラマ性の高い恋愛ストーリーでした。

あっという間に1時間半が終わり、皆さん十分に活弁を堪能して帰れられました。活弁とは、「ナレーター」と「声優」の二役をこなすライブパフォーマンスだと実感した講座でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開催案内 活弁士が無声映画を語る