【開催報告】防災フォーラム2025 8月31日(日)開催
◎防災フォーラム第1部「親子で学ぶ避難の際の子どもの持ち物」
山城隆盛講師(杉並災害ボランティアの会副代表)による第1部、親子8組19名が参加しました。まず、杉並区防災マップで自宅を確認後区内9か所の給水拠点を探し自宅と最寄りの給水拠点までの距離を把握。次に、カップ麺とアルファ米が水で食べられる状態にできることの体験。約40分間待つ間に「防災お菓子ポシェット」を作成。「防災お菓子ポシェット」は、震災救援所に避難する際持って行けるよう好きなお菓子を入れて作っておくもので、賞味期限が来たら入れ替えることで「ローリングストック」の理解にも役立ちます。最後に、カップ麺とアルファ米を実食、普通に食べられて「おいしい」との声もあがり、みかんの缶詰もなんとか子ども一人で開けて食べることができました。子ども達は作ったポシェットを自慢げに肩から掛けて帰りました。
◎防災フォーラム第2部「震災救援所の役割と避難生活の注意点」
~能登半島地震から学んだこと~
参加者は町会・自治会などの代表者24名。米世英之氏(杉並区役所総務部危機管理室防災課)による講演「杉並区の防災対策」、続く西垣耕太郎氏(同じく危機管理室防災課)による講演「能登半島地震の被災地支援」が行われ、能登半島地震の経験に基づき対策が強化された杉並区の震災救援所の状況等の説明がありました。しかし区による防災対策にも限界があるため、それぞれが避難者とならないための「家庭内での食料備蓄(最低3日分)」「ライフライン支障への備え(簡易トイレ等)」「家具転倒防止対策の実施」と言った『自助』の準備のお願いがありました。講演後のグループディスカッションでは、震災救援所に関して各地域の実情を踏まえた活発な話し合いがなされました。
開催案内 防災フォーラム2025