11月20日(金) 西田小にて出前授業「講談鑑賞会」を実施しました

11月20日(金)の午後、西田小学校にて六年の生徒を対象に、神田山緑(かんださんりょく)師匠を講師にお招きして出前授業「講談鑑賞会」を実施しました。神近副校長先生、当協議会染谷副会長の挨拶の後、山緑師匠から「講談とは?」の説明があり、講談で使用する張扇(はりおうぎ、はりせん)を生徒たちに実際に叩かせていただきました(音をきれいに出すのに3年はかかるそうです)。続いて「講談で自己紹介をしてみよう」では、「やぁ~ やぁ~ 遠からんものは音にも聞け、近くば寄って目にも見そうらえ、我こそは西田小学校6年〇組、…」の合戦場での有名な名乗りの台詞を子ども達にアドリブをまじえて語らせるなど、日本の伝統芸能である講談のさわりを身近に教えていただきました。

本日の講談の演目は「耳なし芳一」です。壇ノ浦の合戦で滅亡した平家の怨霊が盲目の琵琶法師芳一にとりつき、連夜安徳天皇の陵墓の前で平家物語を語らせていることを知った和尚が、怨霊から芳一を守るべく、般若心経を芳一の身体中に書いたところ、耳だけ書き忘れたため、怨霊に芳一の耳をとられたという怪談話です。スクリーンを映しながら語る山緑師匠の迫力のある講談に子ども達も引き込まれて鑑賞している様子でした。

通常、講談出前授業は5・6年生を対象にもっと大勢で鑑賞するのですが、今年は新型コロナ感染症対策のため、6年生に限った参加となりましたが、全員行儀よく講談鑑賞をしてくれて、流石6年生と感心しました。神田山緑師匠、西田小の先生方、そして生徒たちに御礼申し上げます。

 

神近副校長ご挨拶

講談とは?で「張扇」の指導

 

 

 

 

 

 

 

講談で自己紹介をしてみよう

 

講談「耳なし芳一」