9月26日開催 講座「コロナ禍における発展途上国の現状」

【開催報告・写真】

写真は、講演後、参加者からの質問に答える林薫教授。

【林薫教授の講演概要】

コロナ禍における世界の状況について、累計感染者数や人口100万人当たりの感染者数、死者数、一人当たりのGDP、ワクチン接種率など様々なデータを駆使しながら、わかりやすく説明していただいた。

その中で、7月下旬時点で世界のワクチン接種は累計35億回を突破したが、その9割近くが中高所得国に集中。米国やイスラエルなどでは3回目の接種の動きもあり、WHOは途上国へのワクチン供給拡大を優先するよう主張しています。その理由は「皆が安全にならないうちは誰も安全ではない」からです。

コロナ禍の影響で、2020年に世界全体で新たに貧困に陥った1億1900万人~1億2400万人のうち約60%は南アジア地域の住民です。また南部アフリカでは、就学年齢の子供たちの40%が学校に通っていないなど、教育への影響も大きいそうです。

【以下は開催案内です】